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中部経済新聞に掲載されました「名駅に歩行者天国構想」

利用しやすく「歩ける街」へ名 駅に
歩行者天国構想 推進委員会発足

名古屋駅周辺を「歩ける街」にしようと、民間企業などで構成する組織が立ち上がった。リニア中央新幹線の開通で増加するとみられる往来に備え、誰もが利用しやすい名駅を整備していく狙い。今夏には、公道を利用した歩行者天国の実証実験を行う見通しだ。

組織名は「名駅ウォーカブル推進委員会」。名古屋を世界水準都市にするため、産学官連携で街づくりを進める団体「名古屋再開発推進フォーラム」の中に設立された。

2027年にリニア開通を控え、さらなる往来の増加が見込まれる名駅周辺の利便性向上が狙い。ベビーカーを引いた子ども連れや障がい者ら、少数者も利用しやすいウォーカブルな街を推進する。

同組織はAGREEBIT(アグリビット、本社名古屋市西区)が提供するオンライン掲示板「D-agree(ディーアグリー)」を活用し、会員間の意見交換に注力。名駅周辺地域のビジョンを掲げ、意見を収集し、課題を明らかにしていく。

このほど開催された「名駅ウォーカブル推進委員会発足記念会」では、27年に実現してほしい名駅の姿について、会員からの意見を発表。名駅に来たと感じる玄関口や、ベビーカーで移動できるようになってほしいとの声が多く上がった。同委員会の横山篤司委員長は「ビジョン達成には、駅前の再整備が重要だ」と力を込める。

再整備の一環として、歩行者天国を作る構想を発表。名鉄百貨店のシンボル「ナナちゃん人形」からジェイアール名古屋タカシマヤ付近まで、一部公共交通機関を共存させつつ歩行者が自由に歩ける道の整備をしていく未来の構想を述べた。今夏には、ミッドランドスクエアとKOMEHYO名駅店前の間の公道60メートルで実証実験を行う予定だ。

2月からは交通面、環境面など、テーマごとに有識者会議を実施する見通し。横山委員長は「名古屋駅は地上・地下・空中を統合的に改革していかねばならない。まずは、有識者会議にて知識を深めていきたい」と意気込んだ。

むさしコーポレーショングループではSDGs11番の「住み続けられるまちづくりを」の達成のために活動を行っています。今後も地域とつながり、次世代の取り組みを応援していきます。

 

 

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